洋学史学会若手部会では、下記日程にて12月例会を開催いたします。ご関心のある方はふるってご参集ください。
◆洋学史学会若手部会12月例会
日時;2024年12月7日(土)15時〜17時、終了後に懇親会を予定
開催方法:対面オンライン併用開催
会場:東京大学駒場キャンパス14号館308教室
※オンライン参加用URLは、配布資料と同時に配布いたします。
事前登録制、登録はこちらから。
12月5日(木)締め切り
報告者:萱田寛也(徳川林政史研究所研究員)
「幕末期の箱館における外国人患者治療の動向」(仮)
〈報告要旨〉
安政2年、箱館に数隻のフランス軍艦が碇泊した。軍艦内には病気を患った船員がいたため、フランス側は箱館奉行所に対して、箱館に上陸したうえで彼らの治療を行うことを希望した。ただし、当時、日本はフランスとの間に条約を結んでいなかった。そのため、箱館奉行所としては軍艦内の患者を上陸させて、治療場所を提供する義務はなかった。しかし、同時期に箱館に碇泊していたイギリス軍艦の乗組員の仲介や、人命にも関係する事柄という理由で、箱館奉行はフランス側の要望を認めた。
自治体史を中心に先行研究はあるが、本報告では、治療が認められた後の患者側の行動や、箱館奉行の対応について改めて検討したい。
〈参考文献〉
榎森進「世界の中の箱館開港」(函館市編『函館市史 通説編 第2巻』〈函館市、1990年〉)
栗村清子「フランス・インドシナ艦隊の箱館入港をめぐって―幕末の箱館における日仏交流―」(『オートル』4号、2011年)