洋学史学会若手部会では下記日程にて、6月例会を開催いたします。例会はどなたでも参加できますので、ご関心のある方は奮ってご参集ください。
◆2025年度洋学史学会若手部会6月例会
日時:2025年6月7日(土)15時〜
オンライン開催(オンライン参加用Zoom URLは後日、報告資料と同時配布を予定)
事前登録制。登録はこちらから。
登録締切6月5日(木)
報告者:武正泰史(日本大学芸術学部非常勤講師)
報告タイトル「和算書『拾璣算法』の普及について(仮)」
〈要旨〉
久留米藩7代目藩主・有馬頼徸(1714–1783)の『拾璣算法』(1766年自序・1769年刊)は、18世紀中頃までの江戸時代の数学研究の成果を集成した書物であった。同書は出版後、広く普及し様々な数学者(和算家)、および天文暦学者に読まれていた。『拾璣算法』の記述は問題と数値解、数値解を得るための開方式(方程式)のみが記載されることが多く、そのため和算家は同書の解説書を執筆している。
本報告では、『拾璣算法』の普及と受容の様相について検討する。特に和算家による批判的な検討を含めた動的な受容と、天文暦学などの関連分野の研究者がいかに受容していたのかについて考察する。
【参考文献】
日本学士院編『明治前日本数学史』全5巻、岩波書店、1954–1960年。